ZoooM! Gourmet 東京 今夜、どこに行こうか。
[特集] 粋にやりたい <厳選>東京・蕎麦処案内
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案内人:中島武
「際コーポレーション株式会社」代表取締役。「紅虎餃子房」「胡同四合坊」はじめ本場中国の味を投じ日本の中華の認識をガラリと変えてしまった“中華の虎”“レストラン業界の虎”。と、メディアでは強く荒々しいイメージでのお目見えが多いが、和服で書、茶、香を嗜む日本の文化を生きる粋人である。9月には京都に「柚子屋旅館」をオープンした。
→ http://www.kiwa-group.co.jp
粋人・中島武氏、行きつけで「いつもの」をやりながら
焼き味噌を舐めながら蕎麦を待つ。ここの蕎麦は、気高くもほんわりとした優しさが、旨い。
恵比寿「玉笑」
地味だが外れがない料理に普通の酒。張りつめ過ぎない蕎麦。
蕎麦屋だもの、蕎麦だけを食べるのだってもちろんいい。だけど、夜の浅い頃に行って、料理をいくつか頼んで、つまみながらの蕎麦前(蕎麦の前に飲む酒)もまたいい。玉子焼きに棒にしん、豆腐に焼き味噌……と、蕎麦屋の料理っていうのはどれも地味。そういうものがちゃんと旨いっていうのがいい。お酒は、能書き付きのすごい地酒とかじゃなくて、「菊姫」だとか昔から出回ってる普通ので。花柳界の人など玄人が好んで呑むのもそういうお酒。蕎麦の注文はやっぱり、せいろ。いっ時、手打ちの蕎麦がブームのようになって、コシが強いばっかりの張り詰めたようなのが多く出たけれど、蕎麦はそんな力入れて食べるのじゃなく、食べてほっとするような、風味や食感に優しさがあるのが好きですよ。だって蕎麦ですからね。
「竹やぶ」跡地に現れた真っ赤な店。
「おやっ」と思わせる蕎麦の味。
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ここ「玉笑」はね、僕もよく来ていた「恵比寿 竹やぶ」があった場所。「竹やぶ」さんが六本木ヒルズに移って、その後はどうなっているのかと覗いたら、何やらべんがらみたいな真っ赤な壁になっていて、えらい店になっちゃったなぁ、と(笑)。でも蕎麦を食べたら、「おやっ」と思うような自分好みの美味しさだった。気高さはあるのだけど、ほんわりと優しい。ニコニコあったかい笑顔の、こちらの女将みたいな印象でね(それを聞いて女将はまたニコニコ)。僕はあまりお酒をやらないので長居はしませんが(笑)。器も設えもよく知ってらっしゃる、洒落た蕎麦屋さんです。
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気の利いた肴と蕎麦前を少し
(右上から時計周りに)何日もかけて戻しふっくら柔らかく炊かれた甘辛の「棒にしん」\1,050、西京味噌に漬け込み炙った甘みの濃い才巻海老「えび味噌漬け焼き」\1,050、蕎麦の抜き実や葱、大葉を効かせた「焼き味噌」\630、自家製の湯葉を添えたカッシリと硬めの食感の「とうふ」\630。中島さんお気に入りの4品。
基本はせいろ。食が進む日は天ぷらそば
(左)「天ぷらそば」\2,625。花型の才巻海老は揚げたての熱々で、椀に落とすとチリチリ音を立ててつゆを吸い、上に盛られた揚げ玉がパッと散る。魅せる一杯。(右)「せいろ」\1,050。ご主人・浦川さんが打つ蕎麦は、白っぽく透明感があり、コシに弾力がある独特な蕎麦。つゆは辛口。蕎麦の下のほうにちょっと絡ませるぐらいでツルリとやるのが、蕎麦の風味が愉しめていい。
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玉笑 たまわらい
[住所] 東京都渋谷区恵比寿4-23-8 甲賀ビル1F
[電話] 03-3443-5138
[アクセス] 恵比寿駅東口より 徒歩7分
[営業時間] 11:30~15:00(L.O.14:30)、
18:30~22:00(L.O.21:30)
土日祝11:30~20:00(L.O.19:30)
[定休日] 月曜日・第3火曜日
[品書き] せいろ\1,050、とろろそば\1,365、
にしんそば\1,890、天せいろ\2,625、
一品料理\630~、コース\5,250
→ 「玉笑」店舗詳細
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